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2005/06/30

クレージーケンバンド

クレージーケンバンド
『Tiger and Dragon』に関する考察

トンネル抜ければ 海が見えるから
そのままドン突きの三笠公園で 
あの頃みたいに ださいスカジャン着て
おまえ待ってるから 急いで来いよ

俺の話を聞け 5分だけでもいい
貸した金のことなど どうでもいいから

おまえの愛した横須賀の海の
優しさに抱かれて
泣けばいいだろう

俺の、俺の、俺の話を聞け
2分だけでもいい
おまえだけにホントの事を話すから

背中でにらみ合う虎と竜じゃないが
俺の中で俺と俺とが闘う

どす黒くよどんだ横須賀の海に
浮かぶ月みたいな電気クラゲよ

【横山剣】

物語は主人公の『俺』が『おまえ』を呼び出すところから始まります。
2人の関係は嘗ては親密な関係だったのでしょう。
“あの頃みたいに”というphraseから推測出来ますよね。
でも今の2人には、微妙な心理的なズレがあるはずです。
“俺の話を聞け 5分だけでもいい 貸した金のことなど どうでもいいから”というphraseですね。
主人公は『おまえ』に対して心理的な負い目を感じているようです。
じゃなきゃ貸した金など、どうでもいいからなんてこた言いませんね。
必死さを感じます。

『おまえ』の過去に主人公もしくは主人公の属するグループから離れなければならなかった、何か事件があったのでしょう。
原因は『おまえ』にあったのかもしれませんが、この必死さを見ると主人公にも関わりがあるようです。
辛いんなら帰っておいでよというphraseで1コーラス目が終わります。

2コーラス目に入って話は急展開します。
引き止めにもかかわらず『おまえ』は『俺』から離れていこうとしています。 
“俺の事なんか放っといてくれよ!”みたいな会話があったかもしれません。
主人公は、2分、たったの2分の時間も無いのかと引き止めます。
おまえだけに本当のことを話すからとも言っています。
必死さを通り越してもはや哀願といっても良いでしょう。
これはどうやら主人公にも、この件での深い関わりがあったみたいです。

さて話の決着はついたのでしょうか?
そもそも2人の間には何があったのでしょうか。
興味は尽きません。

しかし物語は主人公の内面描写に続き、横須賀の海の描写で幕を閉じます。

横須賀の海は何事もなかったかのように、
波の数だけのさまざまな人生を見守っていくことになるのでしょう。


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