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2006/06/25

ファイティング寿限無

ファイティング寿限無


『ファイティング寿限無』 立川談四楼 ちくま文庫

『こんな時代だ、落語がちょいと上手いだけで売れるわけがねぇ。己に付加価値をつけろ、落語以外の何かでマスコミに斬り込むんだ、見事に売れてみせろ』P11

てことで主人公橘家小龍こと小林博は、師匠から“ファイティング寿限無”というもうひとつの名前を付けてもらうことになった。
この主人公の活躍はいかにって話なの?
文庫の帯には痛快!青春小説の傑作!ってあるけど。

でも実のところはそうじゃない。
この本はね、人が相手を思いやる優しさ、人と人の絆の強さを感じる本だと思うの。
橘家小龍を取り巻く橘家一門の絆、
ファイティング寿限無を取り巻く金丸ジムの絆、
小林博を取り巻く家族や商店街の人達の絆、
この3本の絆が、場面場面で縺れあいながら語は進んで行くんだね。
そんでその絆は、最終的にはどこに向かってったか?ってことになるんだな。
う~むこれからどうなんだろうと思って読み続けていけばあなた、
ラストはねぇ、○#●△◎●になんだぞ!
おっと、これ書いちゃルール違反だね。

立川談四楼という人は初めて読んだんだけど、文章のドライブ感が俺には良くて、文字を追う目がページをめくる手に追いついちゃうくらいのスピードで読めましたよ。場面をスパスパ切り替えて行くやり方なんざ、高座で噺を聞いてるかのような感覚だったしね。

時間のある人は読んでみれ!

いいぞぉ~。
驚くぞぉ~。
泣くぞぉ~。

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