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2009/06/25

どうでもいいはなし の14

新宿末廣亭 6月下席 夜 4日目

木戸口に案内みたいなことをやっているお兄ちゃんが立っていたので、今日は団体でもあるのかとテケツで聞いてみましたら、果たしてそうで、なんとか予備席に座れたから良かったものの、この日はすし詰めギュウギュウで、正月初席並の大変な混雑でございました。まぁ当代一の噺家の芝居でございますから、これも無理もないことです。

代演に木久扇師が現れまする時、あたくしの右隣のマダムが”きくちゅあ~~ん”と茶色掛かった黄色い声をあげていらっしゃいました。笑点恐るべしでございます。このマダム、芸人にいちいち反応し、挙げ句誰に向かうとも無く、ネタの解説までお始めになった頃には、そろそろあたくしは閉口していたのでございます。

ケツのしびれが最高潮に達したころ、出囃子『二上がり鞨鼓』が流れてまいります。

江戸っ子の徳目として“痩せ我慢”てのがあって、先の扇橋に向かって“聞こえないよ!”なんて野暮はいけない。今日のお客様は江戸っ子でしたねぇ、どうですか皆さん、あの”お父様!”の科白で、辺り一面に夏の日差しを浴びた茄子畑が見えた気がしませんか?お客様を自分に引き込む、あれ何を喋っているんだろうと自分の側へ引き込む、芸ですねぇ。でもじっと耳を欹ててサゲがあれじゃあねぇ。
客席はドッカンドッカン引っ繰り返っておりました。

“お~い船頭さん、舟を上手に寄せておくれ。”

二人の人物がこの同じ科白を言うわけなンでございますが、
年齢から背格好から気性からまるで違う二人が、
高座にはいたンでございますよ。
寄席はいいですよ。至芸を間近で観られます。

今日の一言。

”あいつは血圧を静めるために高座にあがってる”

世之介師からだったンではございますが、
この番組では、熊さんが大活躍だったなぁと、
ここまで書いて気がついた次第でございます。

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