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2010年1月

2010/01/21

どうでもいいはなし の 正月二之席

新宿末廣亭 正月二之席とか

正月二之席、新宿の夜はご存知大看板、柳家小三治師の芝居でございまして、この芝居には10日のうち4日、主任の休席がありました。ですから小三治師の主任興業としては、6日間の芝居ということに成りますか。本芝居にあたくしは、5日通いました。

当代一の大看板の芝居でございますよ。わんさか、わんさか人が押し寄せて、椅子に座ることなど夢のまた夢、2階桟敷ですら満席でございました。この芝居で、あたくしが椅子に座ることができたのは、ただの2日。しかもそのうちの1日は、親切な方の、席が空いたからここにおいでなさいの声で、座れたようなものでした。8日目、あたくしの寄席の指定席、予備のパイプ椅子でさい満杯という有様で、入ってから終いまでの3時間ずっと立ちっぱなしでございました。おかげで腰の具合が、まだおかしゅうございます。

確かにね、後方の座席ですとか、両側の桟敷席ですとか、2階桟敷席ですとか、座ろうと思えば座れないこともありませんでした。でもあたくしはそうはしなかった。それでは、高座の噺家さんの微妙な表情の変化を捉えることができない。嫌なンでございます。ですからあたくしは、馬鹿の一つ覚えと言われようが前に座るンでございますよ。立見、結構じゃございませんか。ほんの少しの辛抱で、至福の刻を得られるンでございますもの。

まだちょいと鼻声で、体調は恢復なすっていないようでしたが、9日目の『厩火事』が、あたくしには良かったと思いました。これはあくまでも、あたくしの主観でございますからね、あまりお気になさらないでくださいましね。

噺家が高座から、普段の日にも寄席に足をお運び下さいと、笑いに包んで訴える。去年、あたくしが喰らった定席の最少人数は、新宿の夜の18人でございました。2階桟敷が開くことなど数える程でございますよ。

落語に明るいことを皆に披露したいが為に些細なくすぐりにも高笑いする、俺は小三治を観るんだと気追い込む、あろう事か高座の師匠に話し掛ける、そんな人達を飲み込んだ新宿末廣亭は、普段とは少しだけ違う顔を見せて、正月二之席の先穐楽を迎えていたンでございます。

正月二之席 新宿末廣亭 夜 
主任:柳家小三治

2010年01月12日 『初天神』
2010年01月14日 『一眼国』
2010年01月18日 『野ざらし』
2010年01月19日 『厩火事』
2010年01月20日 『かんしゃく』

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2010/01/17

どうでもいいはなし の2

正月二之席は、新宿の夜が小三治師の芝居なンでございますが、師の体調をも考えて休席日がある。この日はその休みの日に当たりました。池袋を見ると圓丈師の名前が代バネであって、顔付けも悪くない。こりゃ行くしかあるめぇよ、てことで行って参りましたよ。
仲後からがヤケに時間を詰めていて、トリの上がりで40分残していた。どうしたのかなぁ何て思っていたら、なンでも7時50分渡しと席亭さんに言われていたらしい。圓丈師が言っていた。
0115ikebukuro去年四代目を襲名した猫八が、達者な鳴きを披露していた。
“それではここで珍しい鳴き真似をやります。お客様これが何かおわかりですか?”

“金魚!”

あたくしの前にお座りの旦那さんが、こうお答えになりました。
その瞬間、客席がドッと沸きました。
だってそうでございましょ。金魚は決して大きな声で鳴かない。あまりに感動したンで、本当は写真撮影は禁止なンでございますが、この旦那さんの後姿を、記念に盗写してしまったあたくしなンでございます。

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2010/01/08

どうでもいいはなし の1

上野鈴本演芸場 正月初席 七日目

え~金馬師の『七草』を目当てにやって参りましたは、毎年吉例となっております上野鈴本演芸場の正月初席七日目の夜でございます。膝の具合がお悪いそうで、今年は釈台を置いての高座でございました。お体を大切になすって頂いて、いつまでもいつまでも、貴重な噺をあたくしたちに聴かせて欲しいと願うのは、贅沢というものでございましょうか。

上野の初席の夜の主任は小三治師でございます。今や説明不要、当代一の大看板でございます。寄席に足を運ばない方々でも、『小三治』の名前は、耳になすったことはお有りでしょう。この日の高座は『初天神』でございました。

あたくしが前々から不思議に思っていたことに、ガキが物をいくら強請るったって、たかだか露天の店先の駄菓子だ、そう大してお足は掛からないだろう、なのに何故この親父は、あんなにもガキを連れて行くのを嫌がるンだろうって事でした。手前んちが貧乏でどうしようもないのなら仕方もなかろうが、家にまるきりお足が無けりゃ、羽織を仕立てることなんて出来やしない。てことになるとこの家にお足が無いて理由でもなさそうだ。不思議でございましょう?

その答えの糸口が柳家小満ん師の本にあった。この親父にとっては、天神様なんてどうでもいいンですよ。その後に、楽しみがあるンですな。ね、仕立て下ろしの羽織を着て、乙を決め込む。行くとこったらご婦人方がいらっしゃる所ですよ。だからガキを連れて歩くのを嫌がる。邪魔だったンでございまよ。ね、はたと膝を打ったでしょう。しなかった?ま、ンなこた、どうでも良ンですけど。

まぁ何にせよ、はたと膝を打った、そんな素人の屁理屈なんかどうでも良くなるくらいに、全編可笑しみに溢れた小三治師の『初天神』は、親父とガキの間柄が濃密でね、爆笑に継ぐ爆笑だったンでございます。

それはそうと、この日もメモメモな人が沢山いらっしゃった。余計なお世話なンでございますが、何しに寄席に来てんだろ、と思った正月初席の七日目なンでございます。

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2010/01/06

Soldier of fortune

え~久々のMusicaネタなンでございますよ。

東京のゴル裏でね、たまに掛かるのに、Smoke on the waterてのがありますな。
“とっおっきょ!おっ おっ お おぉぉ!”ってやつ。
この原曲がDEEP PURPLEって人達なンでございますよ。

ンで、この人たちの作品には、駄作の誉れの高い『stormbringer』てのがある。guitarの人が抜ける抜けないで仲間内がゴタゴタしていたらしく、全員、全くやる気なし。時代が良かったンでしょうな、取り敢えずは発表しとけってんで、日の目を見た。

ところがこれが、まるっきり駄目かてぇと、1曲だけねピカリと光る曲がある。それがこの【Soldier of fortune】って曲でございます。野郎が歌ってンのもなんだかなってことで、こちら。Blackmore's Nightって人達の【Soldier of fortune】。Youtubeにありました。エロおやじは、キャンディスちゃんのMCが充分カワイイので、頭から見ておりますが、うざいと感じる人は、01:05くらいから見るよろし。

年末これを100回くらいRepeatでみて、さめざめと涙しておりましたとさ。(嘘)

CDはお金の無駄だからお勧めはできない。
どうしてもという人があれば、買うよろし。
ワーナーの手下じゃねぇぞ!

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2010/01/02

どうでもいいはなし の月のもの の師走

今更ながら師走のこと。

2009年12月14日 新宿末廣亭 中席 夜 代バネ 

2009年12月21日 上野鈴本演芸場 お笑い師走会 夜 主任:桃月庵白酒 【宿屋の仇討】

2009年12月25日 新宿末廣亭 下席 夜 主任:むかし家今松 【風邪の神送り】

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中席夜。落語芸術協会の芝居。
新宿の落語芸術協会(以下、芸協とする)の芝居には、祝儀を切りまくる常連みたいなのがいて、この日もいた。それはそれでそいつの勝手なンで、どうと言うことはないンだが、仲入り後、食いつきで上がって来た噺家にそいつが“待ってました!大和郡山!”と声を掛けた。

どこ?大和郡山って。

その噺家が高座から言うには、手前の出身地のことらしい。ここで敢えてそれが誰で、そこがどこかなんてなこた書かないけどさ、祝儀切りゃ何やったって、良いってもンじゃねぇんだよ。

ンでもって声を掛けられたその噺家も、滅法芸が良いかってぇと、自分の耳の悪いせいもあるンだけど、こいつの主任興業があったとしても、あたくしは行かない。たといお足と時間が余っていてもだ。芸協の芝居からあたしの足が遠のくのには、こういうとこも無関係じゃねぇと思うんだ。

下席の上野。売り出しの白酒師。クリスマスバージョンの【宿屋の仇討】。良かったよ。

下席。今松師。【風邪の神送り】初めて聴く噺。儲かった気がした。

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今年もぼちぼち行かれる限り、寄席に足を運びまする。

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